不定期健忘録

タイトルままでーす

11.13

11.13

色々な十字架のニューアルバムがリリースされた。

この音源には彼等の勝負をする強い意志を感じられる。音楽を続ける事は間違いなく闘いの連続だと思う。そして、色々な十字架はその中に居続けていこう、この音源には彼等の勝負をする強い意志を感じられた。

1stアルバムはまだ木の棒、鍋の蓋、布の服だった。

2ndアルバムは強そうな鉄の剣、銀の盾、鉄の鎧だ。

木の装備でも充分に戦えていたけど、今の武器はより鋭いものに進化しているように思えた。

勝負していくなら、とことん着いていこうと思える、本当に良いバンド。

彼等が活動している間は生きる意味があると思った。

アルバムの考察とレビューを自己満足で書くかどうかは考え中。

 

11.23

色々な十字架、4回目のワンマンライヴだった。

何の運命か、私が良い意味でおかしくなった歯車が狂いだしたファーストワンマンから、それからなんだかんだと4年目へ突入。決して義務で行っているわけでは無く、純粋に楽しくて白サバト(ライヴの事)へ通い続けている。

2ndアルバムの良さは上記の通りで、その勢いも相まってなのかキネマ倶楽部はソールドアウト。会社勤めのメンバーが5人中3人も居る中で、これは本当にすごい事だと思う。このペースでのリリースと、あの練られた高クオリティ脚本のワンマンライヴ、全員の握力が1000位無いと、簡単に出来る事では無い。

バンド、スタッフ全員の気合いを120%肌で感じる公演。純粋に楽しすぎで、スマホ撮影は可能にも関わらずスマホを投げ捨て、夢中で楽しんでしまった。

大きな舞台で、良い照明の中ステージに立っている色々な十字架はとてもかっこよかった。GTOの声が明らかにデカすぎて笑っちゃった。

 

私は、このバンドに対してはマイペースに自分たちのやりたいように続けて貰いたいし、メジャーの事務所に所属した好きなバンドで今まで思い当たる事が嫌な気持ちになる事も多かっただけに、無理しないでやってくれれば良いと思っていたし、バンドが大きい会場で演奏するイメージが湧かなかった。細かい事を言うと、そういう場面に似合う曲が正直言うと思い浮かばなかったし、そういうパーツに当たる曲が無いと大きな会場のライヴは厳しいと思っていた。

新しいアルバムの曲で明確に、大きな会場で演奏をする未来が見えた。

キネマ倶楽部の公演で、それが確信に変わった。

 

演奏に対しては、大きい会場に対してもう少し頑張って…!と思う事もあったけど、これはきっとkikato様のブログを読む限り、今後良くなると信じ切っています。

(色々な十字架の方々は演奏が基本的に上手いので、ここで私が言う頑張って!の意味は単純に演奏が上手い下手という話では無く、私が思う良いバンドは演奏力プラス、ここに説得力があるかどうか、というところが重要だと思っている)

今までが序章で、これからがスタートと思えるようなものすごい熱量の公演だった。

もっともっとこの先強いバンドになる筈。

 

今まで通っていたバンドはワンマンライヴが当たり前、ツアーが当たり前だったけど、当たり前では無いバンドは人生で初めて。

色々な十字架はワンマンライヴが1年に1回のみなので、通い始めた当初は物足りないかも?と思っていたけど、このボリュームで1年に1回の特別な日の感覚でいられるようになったので、無理無しベースを優先して頂ければ良いと思っています。

当たり前が当たり前じゃなくなっている事も、ここ数年で実感している事。

イベントで成長していく様子も見ていてとても良いし、色々な十字架はビジュアル系以外のバンドやアイドルとの対バンもあるので、お陰様で自分の音楽範囲と視野の広まりも感じている。ビジュアル系の”今”を走る別なバンドのカッコよさとも出逢えた、全てが宝物のような、全てが大切な記憶。

 

公演とは別の事に関して一つ言えば、チェキの購入枚数を大きな公演は6枚では無く、3枚に絞って欲しいかもしれない。御本人達の撮影負担も重々解っているし、世間のフィルムの供給も減っているので簡単に増やしてくれとは言えないし、人がたくさん来る公演は今後検討して頂けると助かります。こういう事はきっと、きちんとメールを入れた方が良いですね。

今後バンドのファンも増え、メンバー側に強い負担が増えるなら、それをサポートして軽減してくれるような、良い会社に出会えると良いな。

勿論、バンドの作るものに対して何も制限が付かないなら、それが一番良くて。

 

私は今まで生きている中で、精神疾患を抱えており、ここ10年ちょっとはずっと希死念慮と友人のような関係だったのですが、ライヴ中にふとシンプルにこれから先も強く生きようと思えて涙が出た。

勝手にステージの下から自分勝手な感情を抱けるのはファンの特権だと思っている節はありますが(バンド側は、いちファンの個人的な事は何も気にしなくて良い事として思っているので、読みたい人が読むという意味で、敢えてブログに記載します)今まで色んなバンドのライヴを見てきて、本当に初めて抱く感情だったかもしれない。

どうしようもない辛さと悲しさとは、生きているうちにずっと付き合っていかないといけないし、これから先もそれは変わりない。何も起きないことなんてこれから先は保証ができない。

正直言うと、あと4年生きたら死んでも良かったし、その方法も実際に調べて決めていたくらいだったのにね。少なくともこの日までは、そう思っていました。

爪の中のカス自体の歌詞をアカペラで歌う彼等を見ていたら、これからも私は生きていかないといけないな、と思った。頑張ってやっていかないと。今までずっと心の中の友人みたいだった強い感情と、これでお別れできてたら良いな。今まで側にいてくれてありがとう。完全に別れられなくても、何とかやっていける気がするよ。

 

Highway to Tomorrow~ダイナミックおもらし~に生きる希望を貰えるなんて、人生って楽しいかも。